
うつ病
うつ病
うつ病は、気持ちが落ち込んでゆううつな気分になったり、何をしても楽しく感じられなくなるなどの精神症状や、眠れない、食欲がない、疲れやすいなどの身体症状が2週間以上続く病気です。
うつ病は、10人に1人が生涯にかかるといわれており、誰でもかかる可能性があります。ストレスや生活環境の変化、さらには遺伝的な要因などが影響し、脳の働きがうまくいかなくなることが原因と考えられています。
うつ病は、早期発見と治療が大切で、早めに適切な対処をすることで、より早い回復が期待できます。そのため、症状に気づいたら、できるだけ早く専門の医療機関を受診することをお勧めします。
うつ病は、治療を受けることで多くの方が回復しています。うつ病の治療方法には、薬物療法、心理療法などがあります。治療を始めることに不安を感じる方もいますが、医師と一緒に治療を進めていくことで、改善に向かう道が見えてきます。薬を極力使いたくないなど、一人ひとりにあった治療法を考えることが大事です。
薬物療法では、抗うつ薬を使って脳内のセロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質のバランスが乱れを改善していきます。薬の効果が出てくると、気分が軽くなったり、やる気を取り戻したり、食欲が回復したりします。
ただし、効果が出るまでに数週間から1カ月程度かかることがあります。この期間に焦らず、治療を続けることが大切です。
薬には副作用が現れる場合もありますが、多くは軽いもので、治療を進めるうちに軽減することがほとんどです。例えば、胃のムカムカ感、眠気、口の渇きなどが挙げられます。
副作用が気になる場合や症状が強い場合は、薬の種類や量を調整することで改善できることが多いため、すぐに医師に相談してください。
心理療法では、心理士と話し合いながら、考え方や行動のパターンを見直します。うつ病では悲観的な思考や自己否定が強まりやすいため、心理療法を通じて柔軟で前向きな考え方を身につけることを目指します。また、ストレス対処法や問題解決能力を高めることも重要です。
特に認知行動療法(CBT)は、うつ病治療によく用いられ、考え方や行動が気分に与える影響を探り、改善のための具体的なスキルを学びます。
その他の治療法としては、重症度に応じて反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)や、修正型電気けいれん療法(mECT)などを行うことがあります。
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